生理食塩水の豊胸バッグに失敗するとどうなるのか

2016/08/17

生理食塩水のバッグによる豊胸と聞くと、聞いたことのない素材を入れるよりはと比較的安全性が高いように感じられますが、残念ながら中には失敗となってしまうケースもあります。生理食塩水の豊胸バッグの失敗で多いものに「カプセル拘縮」があります。バッグを挿入すると、バッグのまわりにはカプセルが作られます。このカプセルは人体が異物に反応して作る被膜のことをいいます。

カプセルが作られること自体に問題はないのですが、これが長い時間をかけて硬く厚くなってしまうと、バッグを強く締め付ける状態になってしまう場合があります。この状態を「カプセル拘縮」といいます。あまりに強く締め付けられてしまうと、胸がテニスボールのように不自然に硬くなってしまったりします。こちらの問題は、バッグを挿入した実に10人に1人が10年以内に発症しています。また、「カプセル拘縮」を起こした状態ではバッグの耐久性にも悪影響を与えますから、他の問題も引き起こしかねません。対処法としては、バッグを早めに抜去するしかありません。

生理食塩水の豊胸バッグによる失敗例

生理食塩水の豊胸バッグによる失敗に「豊胸バッグの破損」もあげられます。通常、バッグは破れても内容物がでないように包まれているので、破れても内容物が外部に漏れることはありません。また、生理食塩水の豊胸バッグは体内へ吸収されても問題ないように作られています。しかし、破損することによってバッグの位置がずれ、体内で炎症を引き起こしてしまうと、腫れや痛みを伴うこともあります。場合によっては胸の皮膚を突き破ったりする可能性もあります。

破損した場合、片方だけしぼんでしまったり、表面が波打って見た目に違和感がありますし、触るとぺこぺこしたりバッグの空洞が感じられたりもします。気付いた場合の対処法は、バッグを抜去するしかありません。その際、バッグに乳腺や筋肉が圧迫されているために、元の状態よりしぼんでしまったりすることがあります。その場合は新しいバッグを挿入しなおすか、また別の方法(脂肪注入法)などを行うことで形を戻すこともできます。

知らないと怖い、生理食塩水の豊胸バッグの失敗例「カプセル拘縮（被膜）」

生理食塩水の豊胸バッグによる豊胸手術で起こるカプセル拘縮（被膜）とは。

生理食塩水の豊胸バッグをバストに挿入するなど、豊胸バッグを使用した豊胸手術で最も多い失敗例がカプセル拘縮（被膜）と呼ばれるものです。カプセル拘縮（被膜）は豊胸バッグを異物と判断した体が、それを取り囲むように薄い膜を作るというものであり、反応が強いと厚く硬い膜になります。硬くなった皮膜は、豊胸バッグを変形させることもあります。この反応が起こった場合には、豊胸バッグを取り除く、入れ替えをする必要があります。

リップリングの改善方法

豊胸バッグを入れた部分の皮ふが波打ったように見えたり、豊胸バッグの端っこのほうが皮膚表面から触ることが出来るような状態をリップリングと言います。挿入した豊胸バッグのサイズが大き過ぎる・挿入した部位が浅すぎた場合に起こりやすいトラブルです。リップリングは程度が軽い場合には脂肪注入をすることで改善する場合もあります。しかし、基本的には豊胸バッグの抜去・入れ替えをすることになります。

豊胸手術がバレる・不自然に見える

豊胸手術を受ける人の中でも気になっていることが多いのが、手術をしたことがバレる・不自然に見えるということではないでしょうか。豊胸手術がバレる・不自然に見える原因は、挿入した豊胸バッグの大きさが大きすぎる、触り心地が硬いなどが多いようです。それらのことを防ぐためには、手術前にしっかりとシミュレーションをするということが大切です。施術を行う医師としっかりと話し合い、納得した上で手術をうけるようにしましょう。

コンプレックスを解消したい人におすすめ

豊胸手術は、昔から変わらず、人気の美容整形手術です。バストに関するコンプレックスを解消したいという人におすすめですが、手術を受けるという場合にはメリットだけではなく、デメリットについてもしっかりと確認することが大切です。信頼することが出来る医師を見つけることはもちろん、分からない事があれば、積極的に相談するということが後々のトラブルを防止するためには大切になると言えるでしょう。