豊胸には脂肪注入法と豊胸パック挿入法の2種類があります。脂肪注入法はその人の体から脂肪を300ccほど抽出して、それを胸に入れますが、豊胸パック挿入法は、豊胸パックという、生理的食塩水やシリコンジェル、ヒルアロン酸などが入ったバックを胸に入れて豊胸する方法です。
脂肪注入法の方が仕上がりが自然ですが、自分の脂肪は一部吸収されてしまうために、思ったようなバストアップが難しいのが特徴です。
しかし、豊胸パック挿入法なら、生理的食塩水やシリコンなど外部のものを入れるので、豊胸パックに入れた分量そのものが、バストアップにつながり、豊胸パック挿入法が受けています。そのバックをどこからどう入れるかによって、乳腺下法、大胸筋下法、大胸筋筋膜下法の3つがあります。
その中でも、大胸筋筋膜下法は他の二つの方法と比べて非常に難しくデメリットも多い方法です。そのデメリットの理由を知っておくと、いざというときに便利です。
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)とは?
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)は、大胸筋の表面を被っている「大胸筋筋膜」を筋体から剥がして筋膜と筋体の間に豊胸バッグを挿入する方法です。
そのほうが、他の二つの方法よりも、皮膜拘縮が起きにくいということで、2007年頃から学会で発表されてきました。皮膜拘縮が起きると、後にカプセル拘縮やしこりといったトラブルがおきやすくなるのを避けるためです。
しかし、大胸筋は乳房全域に存在している訳ではなく、乳房の下方や外側には存在していません。そのため、その部分では筋膜自体もありませんので、完全に有効というわけではないのです。さらに、大胸筋筋膜は薄い組織で、僅かな力で容易に破れてしまいます。
また、大胸筋は筋肉で筋肉は血管の塊のようなものなので、出血が多い大胸筋から薄い大胸筋筋膜を引き剥がすのは手術にリスクが伴います。それが大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)の注意点です。これらのことを理解したうえで、名医を受信することです。
続いて代表的なデメリットをまとめます。
デメリットまとめ
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)は大胸筋下法より比較的ダウンタイムが短く、乳腺下法よりバッグの形が表面に出にくいとされています。しかし元々痩せている方は、バッグの感触が分かってしまうことがあります。
また拘縮が起こり、バストが固くなって変形した場合は、大胸筋下法よりも目立ちやすくなります。
そのほか感染症を起こしたり、左右が対称でなくなったり、望んでいた大きさにならなかったりする失敗例もあります。
こうした失敗を避けるためには、事前に医師と十分な打ち合わせを行ない、希望をはっきり伝えることが大切です。
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)の費用は東京では70万円~90万円程度になります。安いクリニックでは60万円代で実施している場合があり、モニター料金でさらに安くなっていることもあります。
大切なバストを大きく変える手術になるので、費用の安さだけに目を奪われず、医師の評判やアフターケアもチェックしてクリニックを選ぶことをお勧めします。
要注意したいデメリット<大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)>でカプセル拘縮を引き起こしたときの対処法
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)ではカプセル拘縮(被膜)してしまって失敗する症例もあります。
豊胸バッグを用いた施術法には入れる箇所によって様々と分かれますが、大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)は筋膜の下に豊胸バッグを挿入します。デメリット面はカプセル拘縮(被膜)が起きやすい箇所で柔らかみを失い、硬くなりやすい箇所に挿入することとなります。
当然、柔軟性にも優れていない点や変形した状態が胸の皮膚表面に現れやすいのが大きなデメリットです。ただ身体の負担が軽くて済むので、施術がしやすい側面もあります。
バレる・不自然が残るケースが多いので注意
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)は、大胸筋下に豊胸バッグを挿入するよりも体の負担を軽く済ませることが出来る点で優れています。ただデメリットも多く、バストの表面に豊胸バッグが挿入されていることがバレる・不自然さが残る点があります。
バレる・不自然となることは、施術を行う上で一番、気にしなくてはならないことなので、優れたスキルや実績のある医師に依頼することがポイントとなります。
リップリングでバスト表面にバッグの状態が浮きやすい
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)による豊胸バッグを挿入した場合、乳腺・筋膜・豊胸バッグという順番で挿入する形になります。リップリング状態になると筋膜を通り越して乳腺部分にその波打つ状態が浮いてくることもあり、見た目に違和感を与えます。
また縫い目の跡も見やすいことも大きなデメリットとなります。リップリングにならない様な豊胸バッグを選択する必要があり、素材に拘った対処法が必要です。
当相談所ならおすすめの医師を多数紹介することが可能です
大胸筋筋膜下法(豊胸バッグ)は、体への負担が軽くて済むことで施術法としても選択されることが多いです。ただ気を付けなければならないことはデメリット面も多いことで、しっかりと施術を行い調整してくれる医師を見つけることが必要となります。
当相談所ならおすすめの医師が多数所属していますので、患者さんの悩みや状態にあった医師を紹介することも可能です。豊胸バッグを検討される方は、まずは当相談所で相談して見ると良いでしょう。
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