豊胸術とは、胸を豊かにするための美容整形術です。豊胸術といってもいくつかの種類がありますが、スタンダードなものが、人工物を挿入する方法です。人工物には豊胸バッグを用いますが、豊胸バッグの素材もシリコン系のものから生理食塩水までさまざまです。一方でこれらを挿入するさいにポイントなるのが切開する位置です。
種類としては、腋の下からアプローチする腋窩切開、乳房の下側からアプローチする乳房下縁、また乳輪からアプローチする乳輪縁の3種類があります。縫合痕が目立たないといったメリットがあるのが腋窩切開ですが、ダウンタイムが長く1周間程度は休む必要があるといったデメリットがあります。乳房下縁からの場合には乳房に直接、挿入することが可能で2、3日程度で軽作業が行えるぐらいまで回復します。
乳房下縁からがもっとも身体に負担が少ない方法といえ、また傷跡も乳房に隠れるので目立たないメリットがあります。また料金相場は手術する方法によって変わってきますが、身体の組織を傷つける範囲が小さいので数万円から10万円程度で行うことが可能です。
乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入のメリット
乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入のメリットは、直接、乳房にアプローチすることができるという点で、腋窩切開よりも安全性が高いという点が言えます。さらに挿入位置がわかりやすいので、バッグ位置の修正や除去、入れ替えがしやすいといったメリットがあり、後遺症対策に強みがあります。ただし、乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入のデメリットとしては縫合痕が乳房下縁に残るということです。現在の縫合術では目立ちにくいものですが、経験の浅い医師や技量の低い医師によっては、大きく痕が残るリスクがあります。
一方で乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入は、腋窩切開よりも難易度が低い手術であるため、料金相場としてはその他の挿入法に比べて低めです。このため価格の低いところでは数万円程度から行うことができますが、豊胸術では使われる素材などの価格も影響するため、10万円以上はするのが一般的です。
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