豊胸術は、胸を豊かにするための美容整形術で、一般には豊胸バッグを乳房の下に挿入することでボリュームアップするというものです。豊胸バッグを挿入する豊胸術の場合の料金相場としては25万円から85万円ですが、乳房の状態やボリュームアップする量、また豊胸バッグや挿入方法の違いによって料金は変動します。またクリニックによっても変化しますが、いずれにしても人工物を挿入するためアフターケアの整ったクリニックを選ぶのが大切です。
一方で豊胸バッグにはいくつかの種類があり、その中でも表面コーティングの仕組みによってはメンテナンス性が変わってきます。表面コーティングとしてはスムースタイプとテクスチャードタイプの2種類があり、従来通りのタイプはスムースタイプになります。スムースタイプの場合には表面がツルツルしています。テクスチャードタイプは表面がザラザラしています。これは表面を加工することによって起こっているものであり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
手術後のカプセル拘縮について
豊胸バッグで問題となるのが、手術後のカプセル拘縮です。カプセル拘縮は身体が異物である豊胸バッグに対する拒否反応のようなもので豊胸バッグ周辺が固くなってしまう症状です。このため豊胸バッグを挿入しても半永久的に使用できるわけではなく、長くても20年程度で取り出す必要性が出てきます。
スムースタイプの豊胸バッグでは、術後のマッサージをしなければカプセル拘縮が発生するリスクが高いと言われています。一方でテクスチャードタイプの豊胸バッグは表面が加工されており、カプセル拘縮が起こりにくいとされますが、表面加工されているためもともとの硬さがあります。いずれにしてもスムースタイプの豊胸バッグは柔らかさがあるため自然な仕上がりとなるメリットがあります。
スムースタイプとテクスチャードタイプの料金相場としては、ほとんど変わらないため、医師や施術を受けたい人の選択になります。このため多くの美容クリニックでは両方の豊胸バッグを選択できるようになっています。
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