脂肪注入法による豊胸手術は、自分のお尻や太ももといった脂肪の多い部位から脂肪を抽出して胸に入れられるので、ウェストダウンとバストアップが同時にできるというメリットがあります。
吸引した脂肪をそのまま使うので、不自然な硬さが出るなどの違和感もありません。自然な仕上がりを求める人に向いています。
メスを使わないで注射で施術を行うので、体への負担も少なく、ダウンタイムも短く済むのが特長です。
豊胸術は色々ありますが、脂肪注入法による豊胸手術は、自分の脂肪を使うので最もリスクが少なく、自然な仕上がりになります。
手術中は局所麻酔や静脈麻酔を使うので、痛みはほとんど感じません。入院しても良いですが、ほとんどの人は日帰りで施術を受けることが多いです。
痛みの出方は、脂肪を注入した胸ではなく、脂肪を吸引した部分に出やすいです。
吸引部の痛みは筋肉痛の痛みのような感覚ですが、通常ではクリニックから処方される痛み止めを飲めば我慢できるくらいです。
脂肪注入法による豊胸手術のメリット
脂肪注入法による豊胸手術のメリットは、自分の脂肪細胞を使うので硬さが自然になることです。
それに加えて、自身の細胞を使うので拒否反応が起こりにくいというメリットがあります。
通常、シリコン(人口乳腺)などの異物を入れると入れた部位の免疫機能が働いて、炎症などの拒否反応が起こります。これは体が異物を排除しようと体を守るために生じる反応ですが、シリコン豊胸の時には厄介です。
また、それより感染症のリスクが高くなることもあります。
しかし、脂肪注入法による豊胸手術は自身の細胞を使うので、体が脂肪細胞を自己と認識して拒否反応が起こりません。なので、リスクを最小限に抑えて治療することができます。
ただし、この手術では一度に0.5〜1.5カップが限度で、一気に大きくしたい人には不向きです。注入した脂肪が生着するのは30〜50%で、短期間にたくさんの脂肪を注入しようとすると生着率が落ちてしまいます。
時間がかかっても良いから自然なバストアップをしたいという人に向いています。
菜々緒のようなバストを作る整形
テレビや雑誌などで活躍している、菜々緒さんは、その抜群のスタイルと美しい顔立ちで人気を集めています。
彼女のようなスタイルになりたい場合には、バストの整形手術も検討する必要があります。
スタイルが良いので、あまりバストだけに注目してチェックしている人も少ないものですが、実は彼女は細いだけでなく、しっかりと美しいバストを持っている女性です。
そのため彼女のようなスタイルを手に入れるためには、カップ数を上げるような豊胸手術が必要です。
一般的に行われているのが、豊胸バッグを利用した豊胸手術です。
シリコンバッグ豊胸が最もスタンダードな方法で、バッグの大きさによってカップ数を大幅にアップさせることもできます。
他にも、脂肪注入豊胸手術があります。
これは採取した脂肪を必要な部分に注入していく方法です。
豊胸バッグの挿入よりも仕上がりが自然になりやすく、体への負担が少ないことがメリットです。
しかし、脂肪は体内に吸収されやすく、定着しにくいというデメリットがあるので、大幅なサイズアップは難しいものでした。
そこで、さらに新素材として注目されているのが、コンデンスリッチ豊胸です。
これは、脂肪注入豊胸と仕組みがほとんど同じものです。
大きな違いは、採取した脂肪の処理の仕方です。
通常であれば、脂肪の中にある死活細胞や水分だけを取り除き、他の部位に挿入していきます。
これに対してコンデンスリッチ豊胸で使用される脂肪は、死活細胞や水分だけでなく、老化細胞も取り除きます。
これによって、吸収されにくくなり、定着率もアップします。
しかし、新技術の手術なので、まだ行える医師も少ないものです。
手術をする際には、豊富な知識と高い技術を持った医師を頼るということが大切です。
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