手術方法と失敗例
豊胸手術には、様々な術式などがあります。中でも乳輪下部から挿入する方法は、大変人気があります。乳輪は他と比べて色も濃く、傷跡も小さくできますので、目立ちにくいといったメリットがあるのが理由です。乳輪が小さな人の場合にはそれらのメリットも得にくく、あまりお勧めできないものです。豊胸手術はシリコンバッグや脂肪注入、ヒアルロン酸注入といった、一見失敗が少ない手術のようですが、トラブルが全くないわけではありません。
乳輪周囲から豊胸バッグを挿入することで乳腺を傷つけてしまう可能性もありますし、上手く形成できないといったこともあり得ます。技術力が高く、経験豊かな医師のもとで手術を行うことで多くのトラブルは回避できますが、自分自身のアフターケアも怠ってはいけません。トラブルの中には医師や病院が原因ではなく、自分のアフターケアのまずさによって引き起こされたものも多いのが現状です。カウンセリングで言われたことや注意事項などをしっかりと守ることが、トラブル回避に伝わります。また乳輪周囲から挿入するのですから、もともとの形状やコンディションも影響します。
バレる・不自然に見える傷跡が消えるのはいつか?などの失敗について一つずつ、解説してまいります。
乳輪周囲からの豊胸バッグ挿入の失敗、「バレる・不自然」なぜそんなことに?
豊胸手術を受けたことがバレる・不自然に見えるのではないかと不安に感じている人も少なくはありません。豊胸手術がバレる・不自然に見える原因は傷跡などが原因となっていることがあります。傷跡については、個人差はありますが1~2年程度で目立たなくなるのが一般的です。なお、豊胸バッグを挿入するという事のために皮ふを切開する場合には、脇のシワに沿って切開したり、乳輪周囲からの豊胸バッグ挿入する事で目立ちにくくさせることが可能です。
カプセル拘縮(被膜)について
体に異物が入ってきた時に、皮膜を作り異物からの悪影響を防ぐと言うのは、体が本来持つ防御反応のひとつです。カプセル拘縮(被膜)は豊胸バッグを挿入した場合に、バッグの周りに皮膜が作られる状況のことを指します。場合によっては、挿入したバッグが変形してしまい、感触が硬くなる・見ためが悪くなるなどの弊害があります。術後にマッサージをするなどすることで、過剰なカプセル拘縮(被膜)を防ぐことが出来ます。
リップリングについて
乳輪周囲からの豊胸バッグ挿入術では、バッグを挿入するスペースを十分に作ることが出来ない事があります。そのような場合には、リップリングという症状があらわれることがあります。俺は、バッグが挿入スペースに上手く収まらず、バッグの端が折れる・よれるという状況です。リップリングを防ぐためには、挿入するバッグのサイズや種類を事前にしっかりと話し合う、挿入場所を工夫するというなどの方法があります。
医師選びは慎重に
乳輪周囲からの豊胸バッグ挿入でよくみられるのは、加齢や出産によって皺や色素沈着が強く、予想していたよりも傷口が目立ったしまうというものです。肌色がピンクに近く、新陳代謝が活発な時期のほうが傷が目立たないのは他の部位でもいえることですが、露出している部分だからこそ、本人が「目立ってしまっている」と感じやすいものです。失敗といえるほどではないと考えられますが、脇の下から挿入した方が良かったとというケースもあります。丁寧なカウンセリングを受けた後で、自分でも慎重に検討すべきでしょう。
また乳輪周囲からの豊胸バッグ挿入の失敗で多いのが、アンバランスや不自然さといった見た目です。これらは再度の手術によって改善されるものの、精神的な負担がありますので、「再手術できるからよい」とはいえません。カプセル拘縮もあります。これは何年か経ってか起こりやすいものです。これはバックの劣化ですから、多かれ少なかれ必ず起こるものです。この処置は挿入時よりも技術力を要しますので、そういった面も合わせて医師選びを行わねばなりません。
万が一の際の対応を確認することをおすすめします
豊胸手術を受けるという場合には、手術方法や費用、アフターケアについて調べることをおすすめします。術後には、どんなに気をつけていても、実績のある医師のもとで手術を受けたとしても、トラブルが絶対に起きないとは言い切れません。そこで、万が一の、トラブルが生じた場合にはどのような対応をしてもらうことが出来るのかということが大切になります。手術を受ける前にしっかりと確認をすることが大切です。
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