乳輪縮小術は前から乳輪のサイズが大きいことに悩んでいた人や、授乳によりサイズが変化してしまった人、乳輪のぶつぶつやシワが気になっていた人に行うことで改善する効果が期待できますが、手術によるリスクがあります。
手術後1週間から2週間は腫れがひかない状態で、内出血も見られ紫色から黄色などに変色しながら治っていくことになります。乳輪縮小術が完成したといえるのは手術してから約半年程度経ったときで、それまでは手術で縫合した後が瘢痕として残ります。また乳輪や乳頭の感覚が鈍くなるため、違和感を数か月の間感じてしまうことがあるため、手術する前に良く医師の話を聞いておくべきです。普段から傷の治りが遅い人は2週間を過ぎても打ち身のような痕が残ることがあり、気になる場合には医師に相談するべきです。
術後翌日から普段通りの生活を送ることは可能ですが、約1週間後の抜糸を行うまでは激しい運動もできませんし、お風呂で濡らすことができないため、患部を覆ってシャワーなどで済ませることになります。
乳輪縮小術を行った際のリスク
乳輪縮小術を行った際のリスクとして、埋没しているはずの糸が露出してきてしまうことがあります。抜糸まで1週間程度であるため、そのままにしてしまう人が稀にいますが危険です。感染症になる可能性があるため露出部分の切除をしてもらいます。
感染症を発症した場合、傷口に酷い痛みやかゆみを伴ったり腫れて膿が出てくることがあります。膿が溜まっている場合、きれいに取り出さないと治りが遅くなるだけでなく部分的に腐って来たりすることがあります。乳輪縮小術により血流が悪くなって、部分的に壊死してしまうこともあります。喫煙をする人に起きやすく、範囲が小さい場合には自然に回復することも多いですが、範囲が広い場合には切除して乳頭を再建しなければならなくなります。
左右のバランスを良く見てもらって手術しないとサイズが異なって再手術になりかねないため、丁寧に行ってくれる医師を選ぶことが重要になります。乳頭の高さを低くしてしまったり、見た目に変化が感じられないような仕上がりにしてしまう医師もいます。
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