乳房縮小術とは、大きく肥大して下垂した乳房を小さくしたり、下垂を矯正する手術です。年齢を重ねるに従って、気になってくるものですが、中には若い内から悩まされている方もいらっしゃいます。女性にとっては関心の高い、乳房の形ですので、乳房縮小術で小さくなった後に様々なアフターケアをすることで、より快適に、又気軽に手術を受けていただく為の注意点がいくつかあります。これはあくまでも手術ですので、安易に考えて術後のアフターケアを怠ることによって、折角臨んだ乳房の縮小が自分の思うような形でなかったり、感染や化膿といった事に悩まされる可能性もあります。具体的にはどのようなアフターケアをすることで、術後できるだけ自分が望む形を保持したり、感染や化膿といったリスクを減らせるかを解説していきますので、乳房縮小術を受ける方、又受けたいと思っておられる方は、この注意点にしっかりと気を配っていただくことで、心身共に健康で、楽しい毎日を過ごせるようになりましょう。
乳房縮小術(リダクション)によるリスク
乳房縮小術(リダクション)によるリスクには幾つかありますが、外科的手術であり、皮膚を切開し脂肪を除去する為、手術当日から1ヶ月ほどまで、組織が回復する為に時系列でアフターケアに注意する点があります。先ずは、乳房縮小術(リダクション)手術当日は、皮膚を切開していますので、麻酔が切れれば疼痛がでます。疼痛が少なければ、その後は注意する点が少ないのですが、疼痛の状態によっては鎮痛剤を服用し、処方された抗生剤はしっかりと服用してください。当然ながら手術当日は安静にしていてください。手術翌日になると、包帯交換や血腫ができていないかなどの検査があります。痛みがまだ残っているようであれば、鎮痛剤を服用して下さい。翌日にはうつぶせで寝ることも可能な方もいますが、うつぶせで寝ると手術痕を圧迫したり、浸出液が溜まってしまう可能性がありますので、2週間はうつぶせで寝ないようにしてください。手術後3日目までは、包帯交換がありますが、浸出液が止まったり少量であればドレーンという管を取り、下半身のみ入浴が可能となります。その後1週間ほどして、経過が順調であれば初めて全身入浴が可能となり、アフターケアも終了します。
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