美容整形における豊胸に関しては、自分の身体から脂肪を吸引し、それを注入することでばストアップを行う脂肪注入による方法や、シリコンバッグに代表されるバストを切開してバッグを設ける方法、そしてダウンタイムゼロとしても知られる気軽な方法となるスーパーヒアルロン酸を注入する、3つの方法があります。
バッグを利用する方法には、バッグの中身で使用されるものによって様々な名称が付けられており、その中の1つにCMCバッグがあります。CMCバッグは、フランスのアリオン社が開発をしたことでも知られていますが、ここでの内容物にはカルボキシメチルセルロースと整理食塩水を主としたハイドロジェルが使用されています。特徴として、抜群の柔らかさと感触があり、それは、コヒーシブシリコンなどのような固形シリコンよりもさらに柔らかくなっており、より自然な感触に近い仕上りにすることができるようになっています。但し、内容物が液状であることで、破れることのリスクがあり、万が一破けた場合には人体に漏れ出す可能性があります。
リスクに関して十分に理解をした上で使用判断をすることが重要
CMCバッグの豊胸においては、リスクに関して十分に理解をした上で使用判断をすることが重要になります。CMCバッグの豊胸においては、伸縮性や弾力性に優れていることからより自然に近い感触が得られるなどのメリットがありますが、内容物に関するリスクが指摘されており、十分に注意をする必要があります。リスクに関しては、バッグの破損に関する内容があり、ここでは、破損をすることで内容物が漏れ出すことが指摘され、その内容物の成分が問題視されています。
CMCバッグでは内容物としてカルボキシル・メチルセルロースが使用されていますが、成分としては医薬品や食品などに使用されているために美容外科クリニックによっては安全性を主張しているところもあります。しかし、この成分は生体内では毒性化する危険性が問題視されており、実際においてもフランスやイギリスでは、安全性を考慮して正式な許認可を行っていません。また、アメリカにおける米国食品医薬品局においても同様の措置が取られており、十分な留意をすることが必要になります。
- 大胸筋下法(豊胸バッグ)の失敗3例と修正手術が上手い病院のご紹介 - 2017年12月6日
- 豊胸バッグ抜去・入れ替えに失敗3つの例と修正手術と上手い病院のご紹介 - 2017年12月1日
- 豊胸バッグ挿入って失敗3つの例と修正手術が上手い病院のご紹介 - 2017年11月16日