豊胸手術でよく利用されるのが豊胸バッグと呼ばれるものを挿入する方法なのですが、どこから挿入するのかによってメリットやデメリット、予後などが大きく異なっています。
その中でも特に最終手段として利用されているのが乳房下縁からの豊胸バッグの挿入であり、名前の通り乳房の下部分からバッグを挿入するというスタイルになっています。
視野を広く取ることができるのがメリットだとされていますが、乳房下縁から挿入するので傷口が非常に目立ちやすいというデメリットを持っています。
そのため服や下着を付けていると目立たないのですが、裸になった場合はどうしても目立ってしまうので豊胸手術をしているということを周囲に知られたくないという場合はあまり利用しないことがお勧めされています。
しかも手術してからしばらくは傷口も傷むので、ブラジャーなどの下着を身につける際には痛みを伴うことが多いですし、化膿してくる場合なども考慮して下着を着けないほうがいいといわれる場合もあります。
乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入のデメリット
ほかにも乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入のデメリットはいくつかあり、傷跡のケロイド状態や石灰化、カプセル拘縮などの豊胸手術でよく見られるような問題を起こしてしまうことがあります。
しかもこれらはほかの挿入手術の場合は目立たないようにすることも出来るのですが、乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入の場合はどうしても目立ちやすくなってしまうので隠しにくいというところが大きな問題となっています。
そのため裸になった際に周囲の人たちの視線が気になりやすいですし、パートナーとの性行為の際に気持ち悪がられたり、性交渉に影響が出るなどのトラブルに発展してしまうという可能性もあります。
また、乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入の手術自体に失敗してしまうとバストの形が不自然になってしまうことがあり、その場合は再度手術をする必要があるのですが余計に傷口が目立ってしまうという悪循環に陥る可能性もあるとされています。
乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入術前に確認!バレるというデメリットがあったら?
豊胸バッグ挿入にはバレる・不自然といった問題があります。
乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入に関しては、それらのようなトラブルが生じなくても、バレる・不自然といった問題もデメリットとなります。
豊胸バッグ自体の形が表面からも分かったり、触った時の感触の固さですぐに豊胸バッグが入っているとバレたり、横になった時に胸が横に流れず、形を保ったままになるという不自然さがあったりするのです。
豊胸バッグは色々な豊胸手術の中でも、そのような問題が起こりやすいものと言えます。
豊胸バッグ挿入でカプセル拘縮(被膜)が生じてしまう
バストを大きくしたいと願う女性は大勢いて、彼女たちの中には乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入という手術により、その願いを実現させる人がいます。ただこの方法には、カプセル拘縮(被膜)が生じてしまう恐れというデメリットがあります。
これは体内に入った異物を排除しようとする人間の体の働きによるもので、豊胸バッグの周囲に線維組織の被膜(カプセル)ができて、それがひどくなると胸が固くなってしまいます。
豊胸バッグ挿入でリップリングが起こってしまう
乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入には、リップリングが起こってしまう恐れというデメリットもあります。
豊胸バッグの中身はシリコンや生理食塩水などの柔らかいものなのですが、それらを包んでいる合成素材の皮の部分にはどうしても固さがあります。その皮の部分が折れ曲がったり、波打ったような形になってしまうと、それが胸の部分の皮膚にまで影響を与え、シワのように見えてしまいます。
豊胸バッグ挿入で問題が生じた場合には名医に相談することが肝心
このように、乳房下縁(アンダーバスト)からの豊胸バッグ挿入には、カプセル拘縮(被膜)が生じて胸が固くなったり、リップリングによって胸にシワが出来たり、形や硬さなどでバレる・不自然といった問題が生じるというデメリットがあります。
そのような問題が自分にも起こっていると感じたら、自分だけで思い悩むのではなく、名医に相談することが肝心です。当相談所では名医の美容外科の紹介を行っているので、そういった場合にはお気軽にご連絡ください。
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